イデコ関連の記事も第6回目。
今回はイデコの小技について紹介したいと思います。
小技ではあるのですが、運用成績に直結するためやっておいたほうが良いかなと思います。
公務員のためのイデコ第一回はコチラ
イデコの長期投資は超長期投資。
イデコは短ければ10年ですが、長ければ30年~40年にもなる超長期投資です。
その超長期投資を活かしたちょっとした小技の紹介です。
掛け金は年1~2回にして手数料を抑える。
イデコは確定拠出年金という名称が付いており、年金という性質から毎月払わないと行けないようなイメージですが、実際に運用管理会社によって違ってきます。
中でも払い方は毎月払いたい人もいれば、年に一回ドンと払うことでもOKです。
年に一回ドンと払うことのメリットは手数料です。
え?手数料って無料のところを選べばいいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、無料のところを選んでも、国民年金機構と信託銀行には手数料を払う必要があります。
その中でも、支払いごとに手数料がかかるのが国民年金機構の103円/回
たったの103円ですが、前回記事の投資信託のシミュレーション結果を触って計算します。
毎月掛け金を入れていくか、毎年一回掛け金をいれるかの違いを比較したところ。
複利効果もあってか、おおよそ3~6%毎年一回の掛け金の方が有利だとわかりました。
300万円の掛け金であれば、9万円~18万円です。
大きいですね。
ただ、年一回の掛け金だと分散投資として不安かもしれませんが、その辺りが超長期投資。
毎月掛け金を入れるよりも年一回まとめて掛け金を入れる方が利益が出る結果になりました。
ちなみに、半年に一回(年ニ回)にした場合も計算してみましたが、年一回に比べて良くなったものもあれば、悪くなったものもありました。
どちらにしろそれらの差は1%程度の差で収まりました。
分散投資としての期間としては十分のようです。
年1,2回の掛け金の納入の注意点。
ただし、その際に注意点もあります。
イデコは加入の時期から遡って納入することはできません。
イデコの加入は加入月から開始します。
12月から開始して毎年1月に納入しようとするならば、まず最初に12月の一月分だけ支払い。加入した12月の翌々年の1月に1年分を払うことになります。
どうやら年をまたいで納めることは出来ないらしく、12月納入でなければ、満額納入したい場合は2回以上必要になるようです。
非常にわかりにくいのですが、10月納入とした場合、1~10月分の120,000円を納入できますが、11月、12月分は12月にしか納入できません。
12月納入は0円にすることは出来ないということです。
60歳になった時も注意が必要です。
イデコの加入期間は60歳の誕生月までです。
あなたが11月誕生日だった場合、60歳になった年の12月を迎えてしまうとイデコにお金を入れることはできません。
12月に1年分イデコに納入している場合、12月をイデコに入ったまま迎えることができないため、最後の一年の掛け金を入れる前に終了してしまいます。
最後の年だけ自分の誕生月に納入できるように、支払月を変更しておくことで、最終年でも減税を受けることができます。
支払月の変更は年1回することが可能です。
年一回の納入はいつにする?
続いて年一回の納入日はいつにするのがいいか?ということになりますが、
過去の履歴を見ても、それほど相関はありません。
一般的に年始から6月ぐらいまでにかけて、投資が盛んになり、お金が入り用になる年末にかけてしぼんでいくイメージですが、
日本に限らない先進国国債やREITなどに分散投資していれば尚更一概にそうとも言えません。
過去の投資信託の基準価額から、再計算してみたところ、年度後半に設定したほうががいいかなという感じ。
対象によっても変わってきたのでなんとも言えません^^;
まとめ
・イデコの掛け金は年1回、ないしは2回が手数料がかからずに良い。
・60歳になった時の支払い月を変更しておくことに注意。
・掛け金納入は年末のほうが良い!?
いろいろ調べているとわかってくるイデコのちょっとした小技紹介でした。
少しでも資産形成の役に立てればと思います。それでは。
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