2015年に映画化された作品になります。おおまかなあらすじと見所を書いていこうと思います。
ロマンスカーアテンダントの北條鉢子(大島優子)は出勤前に鉢子の部屋の郵便ポストに届いていた一通の手紙を開封せずに一緒に持って職場に行く。
職場での鉢子の評価はサービスコンテストでも表彰されている程の優秀な仕事をしている。いつもの様にロマンスカーに乗り、アテンダントをする鉢子だが、同乗している同僚の久保美千代( 野嵜好美)のミスのカバーに入り呆れつつ業務をこなしていた。
商品の補充をしつつ休憩時間に持ってきている手紙を読む鉢子。内容にイライラして更に久保の空気の読めない発言に余計イライラする。
(C)2015 東映ビデオ
休憩後の車内販売でワゴンの商品を万引きされる所を目撃した鉢子。終点駅に着いた所で駅員に万引き犯(桜庭)を引き渡すはずが、ふいをつかれ逃走する桜庭。桜庭(大倉孝二)を捕まえて事情を聞くも犯人にお金を払う意思があったものとして大事にならずに済んでしまう。
鉢子は次の帰る電車が来るのを駅のホームで待っている時に、駅員から開放された桜庭に話しかけられる。もう桜庭に関わりたくない鉢子は、持っていた手紙を破りゴミ箱へ捨てて女子トイレへと逃げ込む。
しばらくしてからホームに戻ると捨てたはずの手紙を桜庭が拾い集めて読んでいたのだ。人の物に手を出すなと憤る鉢子は桜庭を問い詰める。桜庭は勝手に手紙を見た事は謝るが、この手紙の差出人が死ぬつもりではないのかと鉢子に伝えた。
(C)2015 東映ビデオ
鉢子が小学生の時に両親は離婚、一緒に暮らしている母親(頼子)は家に男を連れ込むようになっていた。その母親が一番楽しかったと語るのが、離婚前に家族三人でいったロマンスカーでの箱根の旅。
手紙には再婚まで考えてた人に振られた事、感傷旅行のつもりでもう一度箱根に行こうと思い立った事が書かれていた。手紙を読み終えた桜庭は頼子を探そうと言い出した。何言ってるのと抵抗した鉢子に、「ほんの些細な選択で二度と会えなくなる人が世の中にはいる。」と説得する。
こうして鉢子と桜庭の奇妙な箱根巡りが始まった。
小田原城で記念撮影をした時に登山鉄道を思い出し登山鉄道へ。大涌谷へ行きお昼に蕎麦屋に入り、そこに置いてあったガイド本を見て小学生の時に来た場所を思い出す鉢子。
芦ノ湖、仙石原高原のススキと思い出の地を巡る中、頼子の事を思い出してイライラしていく自分が嫌な鉢子は東京に帰ろうとする。そんな鉢子に必死の様子で今日の夜まででいいからもう少しだけ付き合ってと頼む桜庭。説得に折れてもう少しと探し始める鉢子。
(C)2015 東映ビデオ
足湯をしながら、旅行の最後に麓で富士山を見た事を思い出す鉢子。富士山を見て東京へ帰ろうとしていたもののレンタカーで道に迷う桜庭、とあるホテルに泊まる事になる二人。そこで頼子が鉢子に優しくしてくれる時はいつも男と上手くいってない時だったと思い出す。
感想としてはちょっと設定に無理がある気がします。万引き犯として鉢子と顔合わせしたのにいくら母親が死ぬかもしれないと言われた所で、その男に付いて行くのだろうか?と思ってしまい(^_^;)。
見所としてはロマンスカーを始めとする観光地がとても良い所です。見ていて仙石原高原のススキ等同じ場所に行ってみたい気持ちになりました。
(C)2015 東映ビデオ
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