映画【きいろいゾウ】推したい1場面

2013年に小説より映画化された作品になります。おおまかなあらすじと個人的な見所を書いていきたいと思います。

映画はツマ(宮崎あおい)の裸から始まります(汗)。少し変わった人柄のようで、植物に水をあげていると植物のありがとーや、水気持ちいーわーという声が聞こえます。更にヤギやイヌとも普通に話す、降ってきた雨とも会話したりと中々にメルヘンなお方のようです。

夫のムコ(向井理)はのんびりとした性格で介護施設の職員をしています。どうやら売れない小説家でもあるようです。

ツマ 「満月になると不安になる」

ムコ&ツマの家の周りの人たちと穏やかに生活を送っていた所に1通の手紙。この手紙を中々開封しないムコを見てツマは感情が不安定になります。

そんなツマを気遣ってムコはツマを海へ誘います。そこで、ムコが好きだったというナイ姉ちゃんの話をツマにします。ナイ姉ちゃんは自殺をしてしまっていて、ムコは自分が助けられたかもしれないとずっと過去を引きずっていると言いました

(C) 2013西加奈子・小学館/「きいろいゾウ」製作委員会

そしてその後に介護施設でムコがお世話していたお爺さん(足利さん)が亡くなってしまいます。

お爺さんの死から、ナイ姉ちゃんの死へと連想され、ムコが茫然自失します。

ムコが何も言わないのが不安なツマ。

ツマはムコが毎日書いている日記が気になり、読んだと分からせるように落ち葉を貼り付けるツマ。そして落ち葉に気付きツマが読んでいる事に気付くムコ。ムコが気付いた事に気付いても何も言わないツマ。

ツマと日記でしか会話が出来なくなってしまった、こんな異常な事は終わらせなくてはいけないと決意するムコ。

ある日の食卓で、明日から仕事で東京に行くとツマに言うムコ。仕事の話は出て来るのに他の話をしないムコにツマは不安が募っていきます。蛇口から水を流し続けるツマにムコは水を止めます。蛇口から離さないムコの手をガンガン食器で殴りつけていきます。それでも何も言わず耐えるムコ。血だらけの手になるムコを見てようやくツマの手が止まります。

(C) 2013西加奈子・小学館/「きいろいゾウ」製作委員会

翌日何も言わず出発をしたムコ。

日記にツマ宛てで東京に行く理由をすべて書いてありました。

見たくないモノに蓋をしてきた、このままではいけないからと

昔の恋人(緑)はナイ姉ちゃんに雰囲気が似ていた事、会った時はすでに著名な研究者と結婚して1人の重度の障害を持った小さな娘がいる事。ムコの背中にある鳥の入れ墨も緑が描いたものである事。

 

…東京へ向かったムコは緑の旦那の所へ。そこで3年前に娘は亡くなった事と、緑は娘が死んだ事を実感しないで毎週娘がいた病室へ行き、居ない事で気付いて泣くを繰り返していたと。

ムコは緑に会い、旦那の緑の心を取り戻したいをいう想いに気付いて欲しいと話す。

緑が描いたムコの背中の鳥を見せ、自分はこの背中の鳥に救われた、過去から決別して前に進む為に今日はここへ来たと語ります。

想いが通じて緑の意識はしっかりとしたものに戻りました。

 

その頃ツマはムコの大切さに改めて気付き、月に向かってムコを返して欲しいと頼みます。そこからツマは生き物と会話が出来なくなりました。そしてまたいつもの生活が始まります。

(C) 2013西加奈子・小学館/「きいろいゾウ」製作委員会

感想としては私的には中々内容がついていけず何回か見直しました(汗)。最初は生き物と会話はメルヘン入っててどうしようと思ったりもしたのですが、夫婦の形は人それぞれだなと愛情いっぱいで幸せな気分で見終わりました(*´ω`*)

見所としてはツマの喜怒哀楽です。笑ったり泣いたり感情が豊かで見ていてさすがだなと思いました。

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