2010年に鴻上尚史による舞台劇を映画化した作品。おおまかなあらすじと見所を書いていこうと思います。
大々的に告知をしているドラマの脚本を書く作家谷山真由美(深田恭子)がスランプで原稿が全然出来てない所に、前日に配属になった新米プロデューサー制作部の向井正也(椎名桔平)が谷山が原稿を書いているホテルへと尋ねる。
急に外出した先は何と遊園地。そろそろ原稿を書かれてはいかがですか?と向井が言うものの、どんどんと遊園地で遊ぶ谷山。
観覧車の中で「原稿を書いてもらう為には何でもしますから」と言う向井の言葉に谷山は、「私と恋に落ちて。」と、恋をしないと脚本を書けないという。
©2010「恋愛戯曲」製作委員会
ホテルに帰った谷山が早速思いついた脚本の内容が、疲れたお弁当屋さんで働く生活に追われる主婦。その主婦の唯一の夢がシナリオライターになる事といった内容で、テレビで告知していたのが人気女性作家とプロデューサーの華麗な恋物語とかなり違った設定に戸惑いつつも、局にFAXを送る向井。
設定を元に戻そうと谷山に提案する向井だが、何様よとキレられてしまう。次の日に向井は締め切りまで日時の無い中だし、無難な恋愛にしようと提案して、谷山に「ふざけるな、本気じゃないなら付いてくるな」とまたキレられてしまう。
しばらくしてから向井がホテルに帰ると、顔が良く口も上手な編成部の柳原が谷山の所に送り込まれていた。少しずつ進む原稿。一方編成部の部長は作家は鮮度と言い放ち、谷山が脚本を完成させれないときの為に新人作家の脚本を用意し始めていた。
向井は谷山作品を全然知らないので、DVDを買って見ていく事に。その姿に谷山は自分の体験した恋愛を小説にしているにしか過ぎないのだと想像力のない駄目な作家と自虐していく。
©2010「恋愛戯曲」製作委員会
次の日に谷山の所へ編成部が、谷山の重荷を軽くする為という名目で執筆のお手伝いを連れて来たり、営業部の蒲生局長が来て、テレビで告知した内容のシナリオをゴーストライターに書いてもらうのはどうか?と提案をする。編成も営業も谷山に最後まで書いてもらう事を最早諦めていたのだ。
そんな大人の事情の中、谷山も嫌気がさし一旦は脚本を完成させる事を諦めるが、そんな中1人だけ最後まで書けると信じる向井の必死さに救われて、脚本を書き進めていく。
果たしてドラマは誰が書いた脚本になるのだろうか?
見所としては高飛車で傲慢な俺様だった谷山が最後まで懸命に応援する人の為に頑張ろうと思えていく過程が素敵だと思います(*^^*)深田恭子のツンとデレを両方見れてお得な感じです。深田恭子を支える向井役の椎名桔平の演技もとても良くて好印象でした。
©2010「恋愛戯曲」製作委員会
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